岡崎市は、配偶者やパートナーからのドメスティック・バイオレンス(DV)の根絶に向けた暴力防止・被害者支援基本計画(第2次)を策定した。その中に記された同市のDV被害の実態で、意識調査に答えた市民1079人のうち、約9人に1人が「配偶者から何らかの暴力を受けた経験がある」ことが分かった。
DV被害の経験があると答えたのは124人。男女別では女性が17.5%、男性が2.9%だった。対照的に男性の5.2%、女性の2.2%が、「何らかの暴力を加えた経験がある」と回答した。
DVの頻度については、女性の33%が「何度もあった」ことが明らかになった。「1、2度あった」との回答は42.2%に上った。男性でも38.5%が「1、2度あった」と答えている。脅迫や脅しは男女で48.4%が「何度もあった」とした。
配偶者から受けた性行為の強要では、「何度もあった」との回答が女性は15.6%だったのに対し、男性はゼロ。「1、2度あった」は女性が19.3%、男性が15.4%だった。
意識調査は、無作為に抽出した市内在住の20歳以上3000人を対象に、平成26年7月から9月にかけて実施した。有効回答率は36%。(今井亮)