東海愛知新聞バックナンバー

 2月26日【金】

龍北総合運動場 着手へ

平成32年度の利用開始目指す

岡崎市は、平成30年に県からの移管を目指す県営岡崎総合運動場(20ヘクタール)を「(仮称)龍北総合運動場」として、新年度に整備基本計画を策定する。29日開会の市議会3月定例会に上程する一般会計当初予算案に計画策定委託料など989万円を計上した。

整備方針を決定する基本計画の策定と29年に予定している基本・実施設計を経て、移管時期に当たる30年に着工する。市内初の全天候型陸上競技場をはじめ、サッカーやラグビーなどの球技が可能になる天然芝の「インフィールド(ピッチ)」の整備を目指し、32年4月の供用開始を見込んでいる。

移管に向けた準備が事業化された今年度は現地の測量をはじめ、施設の老朽度や地形の調査を進めてきた。整備基本計画で明らかになる整備の全体像から、正式名称を決定するという。仮称は運動場を敷地内に含む「龍北公園」から名付けられた。

移管をめぐっては県と市が昨年4月、土地の一部無償貸与・譲渡や既存の老朽設備の県による取り壊し、市側の設備新設などを盛り込んだ覚書を締結した。