東海愛知新聞バックナンバー

 12月27日【日】
岡崎・浜松・静岡

3市で泰平を継承

家康公四百年祭がフィナーレ

徳川家康生誕日の26日、岡崎、浜松、静岡の3市が連携して今年1月17日から展開してきた「徳川家康公顕彰四百年記念事業(家康公四百年祭)」が、岡崎市でフィナーレを迎えた。同市康生町の岡崎ニューグランドホテルで開かれたエンディングセレモニーには、家康公四百年祭推進委員長を務めてきたコ川宗家十八代当主のコ川恒孝さんをはじめ、3市の市長や商工会議所会頭ら関係者約160人が集い、家康が築いた泰平の継承を誓った。(今井亮)

セレモニーで、コ川さんは「家康公を深く愛してくれていることを実感した1年だった。今後も3市が『チーム徳川』として、それぞれがもつ力を生かしてもらいたい」とあいさつ。3市の自治体・商工会議所を代表して内田康宏岡崎市長は「家康公が岡崎のまちづくりに欠かせない存在であることを再認識した」、古澤武雄岡崎商工会議所会頭は「岡崎のブランドデザインにかかわる大きな機会となった。観光振興、地域経済活性化につなげたい」と振り返った。

この後、川勝平太静岡県知事と3市長・会頭の7人が「岡崎宣言」と題して、家康公四百年祭を契機に地域の魅力向上などに取り組むことを共同で宣言した。

閉式後は岡崎公園内の岡崎城を光と音で演出する「ライティングショー」があり、家康が泰平の礎を築くまでをイメージした映像が城壁に投影された。