岡崎市と幸田町の8ライオンズクラブ(LC)は8日、地域防犯に役立ててほしいと、同市細川町の北斗台地区に防犯カメラ6台などを合同で寄贈した。
犯罪防止に向けた地域の防犯カメラ設置推進がLC国際協会334―A地区(愛知県)の方針として掲げられていることを受け、同地区4R1Z(岡崎市、幸田町)に属する岡崎、岡崎南、幸田、岡崎葵、岡崎竜城、岡崎中央、額田、岡崎さくらの8クラブが防犯カメラの寄贈を企画。同協会が定める世界ライオンズ奉仕デー(10月8日)に合わせて、寄贈式を開催した。
寄贈式は同町の北斗台会館で行われ、334―A地区のガバナー(地区代表)や8クラブの関係者、地域住民ら約50人が出席。岡崎、幸田のLCをまとめるゾーン・チェアパーソンの浦上茂己さんは「今回寄贈した防犯カメラが、地域の安全安心や犯罪抑止につながることを願っています」とあいさつした。
ホストクラブとして8クラブの先頭に立って準備を進めてきた岡崎LCの鈴木宏明会長は「皆さんの協力で、無事設置することができました」と関係者へ感謝。この後、浦上さんが北斗台地区総代の渡邉勝さんに目録を手渡した。渡邉さんは「防犯活動と防犯カメラの相乗効果による犯罪抑止に期待しています」と期待感を示した。
北斗台地区では、4〜5月に住民の乗用車からヘッドライトやカーナビなどの自動車部品が盗まれる被害が相次いで発生し、住民らが岡崎署などに防犯カメラの設置を要望していた。
寄贈された防犯カメラは、カメラの存在を示す立て看板とともに同地区の出入り口に当たる道路沿いの民家に設置。今後は、青色パトロールカーによる巡回や地域での声掛け運動といった従来の防犯活動と合わせて、地区の防犯に活用する。(大山智也)