交通事故防止に向けた「秋の全国交通安全運動」が21日、全国で一斉に始まる。これに先駆けて18日、岡崎市内では岡崎署と岡崎商工会議所交通部会、市の共同による交通安全啓発パレードと小学生を対象とした啓発ショーが行われた。(大山智也)
午前9時30分から同市宇頭町の西三河トラック輸送サービスセンターでパレードの出発式が行われ、ゲストのオカザえもんを含む関係者約45人が出席。前山敏昭交通部会長は「岡崎市内では、16日に高齢の女性が亡くなる交通事故があったばかり。このパレードが、事故防止へ一役買うことを願っている」とあいさつ。山内和久署長も「管内の人身事故件数は芳しくないが、内訳を見ると好転しつつある。引き続き、交通安全啓発に協力を」と呼び掛けた。
この後、白バイを先頭にパトカー、タクシー、バス、トラックなど計12両の車列が出発。康生地区や伊賀地区などを経由して市南公園までの約12キロを走行し、市民らに交通事故防止を訴えた。
南公園に到着すると、公園内の交通広場で交通安全教室に参加していた市羽根小学校の3年生を対象に、オカザえもんと署員による交通安全啓発ショーを実施。筆談を交えたトークショー形式で自転車マナーなどの説明があり、その中でオカザえもんは「命に関わるので交通安全よろしく」と書き、児童らに注意を促した。
30日までの期間中は
―の5項目を重点事項とし、同署管内(岡崎市、幸田町)で事故防止への取り組みを展開する。17日現在、管内の交通事故死者は7人(前年同期比2人減)。
23日には、同市不吹町の岡崎自動車学校で午前10時30分から「交通博岡崎」を開催。メーンステージでは、交通安全寸劇や県警音楽隊の演奏、ご当地アイドルグループ「BOYS AND MEN」の研究生によるサプライズイベントなどが楽しめる。各種シミュレーターやトラックの死角体験といった体験コーナーも充実している。
交通博を除く期間中の主な日程は次の通り。