東海愛知新聞バックナンバー

 7月7日【火】

改修工事の安全祈願

岡崎市民会館 9月から休館

9月1日から大規模な改修に入る岡崎市民会館で6日、「改修工事安全祈願神事」が行われ、発注元の市や施工関係者ら50人が参列した。工事に伴い、同館は8月末を最後に休館し、来年の10月1日にリニューアルオープンする。(今井亮)

神事では参列者が玉串を奉納し、かしわ手を打って安全を祈願。内田康宏市長は「リニューアルする来年は市制施行100周年でもある。市民の活力ある文化活動の拠点としてより長く親しんでもらえるよう期待している」とあいさつした。

改修工事では、大ホールの舞台に奥行きを持たせて拡大するほか、照明や音響設備を一新する。座席は1席当たりの寸法を大きくし、2階の座席の向きを変えるため、座席数は現行の1556席から1100席になる。天井板は建築基準法に基づいて落下を防ぐために撤去し、骨組みがむき出しになった吊り天井にする。

また、併設されている会議棟やリハーサル棟は間仕切りや楽屋を改修し、両棟にエレベーターを1基ずつ新設する。改修費は約32億5,000万円。

同館は市制施行50周年を記念して整備され、昭和42(1967)年に開館。老朽化などが目立っているため、改修工事で施設の延命化を図る。