東海愛知新聞バックナンバー

 7月5日【日】

「家康」「葵紋」くっきり

岡崎市藤川町 田んぼアート出現

岡崎市藤川町の水田(約8000平方メートル)に、家康公400年祭を記念した巨大な「田んぼアート」が浮かび上がった。黒、白、黄色などに実るうるち米や古代米などの稲を使ったことで、徳川家康、葵紋、「いえやす公400年祭」の文字が色彩豊かに表れた。

先月24日の田植えから2週間ほどで図柄の輪郭が現れ始め、現在はくっきりとその姿を確認することができる。水田の前には田んぼアートを鑑賞するための展望台が設置され、訪れた人はその全貌に「すごいね」と驚きを見せていた。カメラ愛好家にとっても絶好の被写体になっている。

田んぼアートは稲が収穫される9月27日まで楽しめる。

田んぼアートのデザインは、主催する徳川家康公顕彰400年記念事業岡崎部会実行委員会が一般公募。75点の応募があり、最優秀賞と優秀賞の受賞作品を融合したデザインに決まった。田植えには市内外の親子ら400人が参加し、約2時間をかけて図柄の部分に稲の苗を植えた。(横田沙貴)