岡崎信用金庫(おかしん総研)は、県内の会社員世帯1880世帯を対象に4月15日から5月8日まで実施した、今年の夏季ボーナスに対するアンケート調査の結果を発表した。ボーナスへの期待感については、公務員と民間企業を合わせて「(前年に比べ)増える」が19.7%と1.2上昇し、「減る」(3.1%)を3年連続で上回った。回答率は93.8%。(今井亮)
手取り予想額の平均は48.1万円で、6.4%増。民間企業の業種別内訳では製造業が8.1%(59万円)、非製造業が6.9%(40.2万円)と増加した一方、公務員は0.9%(57.9万円)減少した。7年前から製造業を上回ってきた公務員の予想額が、減額に転じた。勤務人数別は300人以上が60.8万円、50人以上が41.5万円、50人未満が35.1万円となった。
ボーナスの使途については、0.4増の45.8%が「貯蓄」と回答。衣料品や電化製品などの「買い物」は18%と0.5低下した。「ローン返済」は11.4%(0.3減)、「旅行・レジャー」は12%(0.4増)、「家計の赤字補てん」は7.5%(0.1増)だった。
最も多かった「貯蓄」の目的は、安心感や病気・災害への備えが50%台前半を占めた。また、「老後の生活安定」は34.8%と、3.1上昇した。