東海愛知新聞バックナンバー

 5月6日【水】

障害者の就職支援

岡崎情報開発センターでPC教室

岡崎情報開発センター(岡崎市産業人材支援センター内)が29日まで、車いすを除く身体・精神障害者を対象にした無料のパソコン初級講座の受講生を募集している。障害者の就労支援を図る県の委託事業として、数年前から同センターが継続している講座。講師を務める中西浩司さん(47)は「就職を真剣に目指す人を応援していく講座にしたい」と受講を呼び掛けている。(今井亮)

受講期間は6月23日から8月27日までの約2カ月間。毎週火、水、木曜日の午前9時から午後5時まで、「ウィンドウズ」の基本操作をはじめ、業務で多用される文書作成ソフトや表計算ソフト、インターネット、電子メールといった初歩が学べる。

同センターは今年度、初級講座の後に中級講座を予定している。「次の講座も引き続き受講してもらい、受講生同士で築くコミュニティーの中から学んだ知識を深めてもらいたい」と中西さん。

講座では、中西さんが受講生とのコミュニケーションを重視しながら指導していく。時には雑談を交えながら、受講生が就職した後に“鍵”となる良好な人間関係の構築に結び付けたい考えだ。

中西さんは「毎回、20〜60代の幅広い年齢層が受講するが、就職に結び付けるのは容易ではない。主催者側にも、受講生の人材情報を企業側に発信する仕組みが求められていると思う」と話している。

講座の定員は7人。定員に満たない場合は講座を中止する可能性がある。問い合わせは同センター(84―5111)へ。