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 3月25日【水】

プレミアム商品券発行へ

岡崎商議所議員総会 新年度予算など決める

岡崎商工会議所は24日、同商議所で議員総会を開き、平成27年度事業計画と予算を決めた。新規事業として、地域の消費喚起に向け「プレミアム付き商品券」の発行を検討することを決めた。(大津一夫)

プレミアム付き商品券の発行は平成21年の「地域振興券」以来、6年ぶり。予定では4月から取り扱い事業所を募集。6月から購入の受け付けを行い、抽選で引換券の当選を決める。6月下旬から7月上旬にかけて引き換えを行う。

議員総会には同商議所議員と来賓合わせて約100人が出席。古澤武雄会頭は「経済を取り巻く環境は大きく変化しており、かつての成長力を回復するにはどうしたらいいかが課題だ」としたうえで、「今年の家康公400年祭、来年の市制100周年のイベントをどのように次の世代につなげていくか。また、将来の労働人口の減少にどう対応していくかも課題。今後も行政とも連携しながら経済の活性化に取り組みたい」とあいさつした。

新年度予算は一般会計2億3,000万円と中小企業相談所会計などを合わせた総額は5億7,900万円で、前年度より380万円少ない。

基本方針を「企業の強みを最大化し、さらなる活力ある岡崎の創造に向けて」とし、

  • ビジネスモデル再構築に向けた小規模事業者等の経営発達支援強化
  • 家康公顕彰400年記念事業の推進による観光産業振興
  • 産学官連携強化による「ものづくり」のさらなる発展の支援
  • 岡崎活性化本部等各団体と連携した安全・安心で魅力ある「まちづくり」の支援
  • 中小企業で活躍する人材の確保・育成
  • 市制100周年に向けた記念事業の検討ならびにプレ事業の推進

―などを重点事業に挙げている。