岡崎まぜめん会と岡崎市、寿がきや食品が共同開発したレトルト商品「岡崎まぜめんの素」が30日から三河地方のスーパーや高速道路のサービスエリアなどで販売される。
グルメを観光PRの手法の一環と考える市が仲介役となって、寿がきやに商品化を打診。ご当地グルメを使って新しい味を追求する同社の考えが一致した。市内で「岡崎まぜめん」を提供する27店舗で構成するまぜめん会が監修した。
商品は岡崎まぜめんの条件でもある八丁味噌と菜種油「赤水」を使った肉味噌だれに、マイルドなコクを出すために黒ごまペーストを使った和風だしベース。袋のまま湯せんし、うどんなどの麺類にかけるのが一般的だが、夏場は冷麺にそのままかけて味わうこともできる。辛子やさんしょうなど香辛料をかけると味の変化が楽しめる。
寿がきやの商品開発担当者は「女性には中華麺やパスタにかける方法が人気。いろいろな食べ方、食材とのマッチングができるのが魅力の一つ」と話す。19日、市役所でまぜめんの素を試食した内田康宏市長は「グルメは重要アイテム。市内外の人に食べてもらい、岡崎の味を感じてほしい」と述べた。
1袋140グラムで2人前。税抜きで380円。(竹内雅紀)