東海愛知新聞バックナンバー

 3月19日【木】

PC上に防災地図

岡崎市常磐東小 全国コンテストで優秀賞

岡崎市常磐東小学校がこのほど、第5回全国防災コンテスト「e防災マップの部」で優秀賞を受賞した。6年生11人が2年間学習した学区内の防災についてまとめ、パソコン上で防災マップを作成。子どもたちの目線で調べ、大人と協力して取り組んだことが大きく評価された。

コンテストの同部門には77団体が応募。優秀賞は同校以外に7団体あるが、学校単位での受賞は唯一という。

児童は5年生から総合学習の一環で通学路の点検や学区住民へのアンケートなどを行った。通学路を調べてみると、水に浸かる場所や危険を予感させる崖、橋など危険な場所が幾つもあり地図上に色を付けた。危険個所には「おかざきっ子展」に出品したゆるキャラを設置した。また、学区民へのアンケートでは家庭内で食料の備蓄があまり進んでいないことが判明した。

模造紙にいったん手書きをし、愛知工業大学のサポートを受けながらパソコン上のマップを完成させた。昨年8月31日の地域総合防災訓練では学区住民らに披露した。倉地菜央さん(12)は「これからは常磐地区全体に防災を広めたいし、家庭での備えもしっかりやっていきたいです」と話した。(竹内雅紀)