岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」(4月5日)の参加者公開選考会が8日、岡崎市福祉会館で行われ、主役の徳川家康役は三菱自動車工業名古屋製作所長の豊國真也さん(56)に決まった。今年は家康公400年祭という節目の年でもあり、新配役も含めて例年よりも多い約800人の時代絵巻が繰り広げられる。(竹内雅紀)
56回目の今回は個人・団体枠計146人に283人が応募した。“総大将”を務める豊國さんは「大変名誉なことだが、同時に重責を担うことで緊張感がある。満開予想の桜のもと、晴れ姿を皆さんに見ていただき、しっかりと盛り上げたい」と意気込みを語った。
22人が応募し、最激戦となった竹千代役は岡崎市矢作東小学校5年の鶴田悠仁君(11)が射止めた。また、家康の幼少期からの変遷をたどるため、年齢制限付きで新設された松平元信役には葵中1年の増山遼大君(13)、松平元康役にはチーム百々の森敬恵さん(18)、松平家康役には愛知産業大学岡崎応援隊の秋山涼太さん(23)がそれぞれ選ばれた。松平元康役は応募者2人とも女性だった。
人気の千姫役は県立岡崎高校2年の副島明日香さん(17)が勝ち取った。
行列は午後1時30分に伊賀町の伊賀八幡宮を出発。乙川河川敷までの約3.5キロを練り歩く。今年は顕彰400年PR隊をはじめ、徳川宗家18代当主コ川恒孝さんや徳川四天王各家の当主らも参加する。
徳川家康、竹千代、松平元信、松平元康、松平家康、千姫を除く配役は次の皆さん。