岡崎市は25日、2年後に迎える市制100周年記念事業の実施案を発表した。全体を「新世紀岡崎 飛躍祭(100歳)」と名付けて、プレ事業も含む73事業を展開する。内田康宏市長は記者会見で「岡崎の特徴を生かし、その後のまちづくりにつなげたい」と述べた。(竹内雅紀)
記念事業期間は平成28年4月1日から1年間。式典は市制記念日の7月1日に岡崎中央総合公園で行われ、翌2、3日には「おかざき100年祭」を同所で行う。同時開催で八丁味噌を使ったmiso-1グランプリや食育メッセが開かれる。また、市民が企画・運営する記念事業100件に計1億円を支援する「市民プロジェクト支援事業」が大きな目玉となる。
このほか、市内47学区の地域自慢を編集した冊子を作る(仮称)エリアブック製作事業、オリジナルの市民音楽劇、小中学生による記念演奏会などがある。これに加えて、既存の家康行列や花火大会、岡崎城下家康公秋まつりなどは100周年記念版として拡充される。
市役所には内部組織として市制100周年記念事業推進本部、下部組織として検討会議を設置。行政、企業、関係団体らでつくる「新世紀岡崎委員会」が10月末に立ち上がっており、この両機関を軸にして100周年の記念事業を推進していく。