岡崎市内で公益的活動を行うマスコットキャラクターの特別住民登録(仮想上の住民基本台帳に登録)が1日から行われている。同市は7日、これまでに認定されたキャラクターへ特別住民票の写しと全国初となる特別個人番号カードを交付した。認定されたキャラクターは、平成27年10月からスタートするマイナンバー(個人番号)制度の普及宣伝に協力する。(竹内雅紀)
市役所東庁舎1階で開かれた交付式には、オカザえもんや井田ッキー、あおいぬ、まめ吉、てんかくん、グレート家康公「葵」武将隊の徳川家康公、クジ夫くん、つぶさん、みそざきくんの9体が参加。内田康宏市長から特別住民票の写しと写真入りの特別個人番号カードを受け取った。葵武将隊では家康公のほか7人も申請し、認定されている。
内田市長は「きょうは市民に親しまれているキャラクターが勢ぞろいした。市民の『マスコットキャラクターにも住民票を』の声をきっかけに始まった。今まで以上に身近な存在として愛され、マイナンバー制度の推進にも協力してほしい」とあいさつした。
特別住民となったオカザえもんは「住民と認めてもらい感謝。これまで以上に岡崎のPRに努めます。ファンレターを局留めにしていたので、住民票の住所あてにします」とおどけていた。
同制度では、27年10月に12けたの個人番号が書かれた紙のカードが通知され、希望者には28年1月から身分証明代わりにもなるカードが交付される。28年1月からは社会保障や税、災害対策の行政手続きで個人番号が必要となる。