味噌カツやきしめんなど名古屋の特徴的な「なごやめし」をPRするために県と名古屋市が設立した「なごやめしPR懇談会」が16日、岡崎市八帖町の「八丁味噌の郷」で開かれた。大村秀章知事や河村たかし名古屋市長らが来岡。なごやめしと関わりの深い岡崎の特産品・八丁味噌の製造過程を見学したり、八丁味噌を使った食品を試食したりした。(横田沙貴)
懇談会メンバーは、カクキュー八丁味噌代表社員で八丁味噌組合理事長の早川久右衛門さんと、まるや八丁味噌代表取締役社長の浅井信太郎さんらから説明を聞きながら、味噌蔵や史料館を見学。八丁味噌と合い味噌の味噌汁を飲み比べたあと、八丁味噌田楽を試食した。
大村知事は「懐かしい匂い」とつぶやき、河村市長は「うみゃーうみゃー」と味噌田楽をほおばった。また「死んだおふくろが作ってくれた味噌汁を思い出す。おっかさんの味がする」とも懐かしんでいた。
今回は味噌蔵での懇談会を公開。なごやめしの具体的なPR方法として、
―といった案が出た。
また早川さんと浅井さんも参加。早川さんは岡崎のご当地グルメ「岡崎まぜめん」を話題に出しつつ「和食の中でも異色ななごやめし、とPRしては」などと提言していた。
懇談会は2回目。名古屋市で6月に第1回が開催された。将来的には、県内各地のご当地グルメも合わせて発信していきたいという狙いがある。