東海愛知新聞バックナンバー

 9月14日【日】

東京五輪出場誓う

岡崎出身の澤田さん テコンドーで学生日本一

岡崎市板屋町出身で大阪経済法科大学2年の澤田一輝さん(20)が、豊田市で7日に開かれた「第8回全日本学生テコンドー選手権大会」で初優勝した。このほど、岡崎市役所を訪れ、内田康宏市長に報告。6年後の東京五輪出場を誓った。(竹内雅紀)

同大会には昨年も68キロ級で出場したが3位。今回は得意の大技「後ろ回し蹴り」も決まり、3回勝ち抜いて頂点に立った。「地元に近く、応援も多かった。緊張したが勝ててほっとした」と振り返った。

小学6年で競技を始め、高校3年間は韓国の名門・漢城高校へ留学。ロンドン五輪アジア予選に出場したが敗退し、念願の五輪出場はかなわなかった。その後、モチベーションが上がらず、1年間競技から離れた。しかし「自分にはやっぱりテコンドーしかない」と思い直し、昨年競技に復帰。今年3月には全日本選手権で優勝している。

内田市長が「2年後のリオデジャネイロ五輪、6年後の東京五輪を目指して頑張ってほしい」とエールを送ると、澤田さんは「東京五輪に自分のピークを持っていきたい。これからは世界に目を向けて頑張りたい」と抱負を語った。