岡崎市議会は2日、本会議を再開。前日に続いて一般質問が行われ、小野政明(自民清風会)加藤義幸(同)井町圭孝(民政ク)横山幽風(黎明)神谷寿広(自民清風会)加藤学(民政ク)の6議員が登壇した。(山本浩禎)
加藤義幸議員が、「廃食油の回収拠点をいくつか決めて、バイオディーゼル燃料(BDF)推進に取り組んでいく考えはないか」と提案した。
山田康生環境部長は「廃食油をバイオディーゼル燃料に精製し、軽油の代わりとして使用することは、地球温暖化対策や廃棄物の発生抑制、資源の再生利用に有効であると認識している。ご提案の通りにしたいとは思うが、市民のニーズや回収量、回収方法、事業者への引き渡し方法など整理、検討すべき点も多くある」として、「まずはモデル事業として、回収拠点を1カ所として早期に実施したい。モデル事業の中で課題を検証し、回収拠点の増加も含めて効果的な回収の場所や方法を検討していきたい」と答えた。
小野議員が、六名地区の雨水対策の今後の進め方について質問した。
川澄安成上下水道局技術担当局長は「六名雨水ポンプ場の今後の進め方としては、まず河川占用許可の取得、本体工事着手の前準備として放流管の用地として乙川河川区域内の畑の用地買収、ポンプ場用地とする岡崎市体育館南側駐車場の代替え駐車場ともなる六名公園駐車場の整備が必要となる。これらの準備ができれば、管渠とポンプ場本体工事に着手可能となるが、本体工事着手後すべての施設を建設するのに概ね6年の期間が必要となる」としたうえで、「雨水対策には多大な事業費が必要なため、市内すべての整備を短期間に行うことは困難な状況だ。このため六名ポンプ場の予算確保や関連する六名公園駐車場については、今年度から策定している総合雨水対策計画の中で河川改修などの効果を評価・検証したうえで優先順位を決め、財政的判断を経て進めることにしている」と述べた。