東海愛知新聞バックナンバー

 9月2日【火】
泰平の祈り

3万個の光るボール 乙川に流す

岡崎市は乙川リバーフロント地区整備計画のソフト面事業として、LEDライトを内蔵した光る球3万個を乙川に流す。「泰平の祈り」プロジェクトと題して来年から5年間、徳川家康の生誕日に当たる12月26日に実施する。内田康宏市長が1日に開会した市議会9月定例会の提案説明で言及した。(竹内雅紀)

同プロジェクトでは、太陽光で蓄電し、底が水面につくと青く光る球(既存製品)を使用する。1度に3万個を川に浮かべるのは、東京・隅田川の10万個、大阪・大川の5万個に次いで全国3番目の規模になる。過去の例からすると、日没から約30分間が幻想的で見ごろだという。川面に浮かべた球は全て回収する。

市では5年間で約8,000万円の予算を見込む。平成27年は徳川家康公顕彰400年記念事業のフィナーレとして生誕祭が位置付けられおり、感動的な光景での幕引きとなりそうだ。

また、翌28年は市制施行100周年のラストを飾るイベントにもなりそう。

32年以降は市民の反応を見ながら継続するかどうかを決めるとしている。