岡崎女子短期大学(長柄孝彦学長)と岡崎市青年経営者団体連絡協議会(加藤信昭会長)は18日、産学連携強化を目的とした「産学連携の協力推進に係る協定書」に調印した。
両者は平成24年度から、市を含む産官学共同事業として、地元企業の情報発信サイト「岡崎コレクション」を運営。同短大現代ビジネス学科の学生が青経連の会員企業を取材し、そこで得た情報をまとめた「経営者インタビュー」をサイト上に掲載している。
短大で行われた調印式には、長柄学長と加藤会長ら関係者11人が出席。一層の連携強化を誓った。
長柄学長は「取材という形で、学生たちが地元企業について学ぶ機会を与えていただけるのは本当にありがたいこと。これを機に、地域に根ざした短大・大学として、密な活動に取り組んでいきたい」。加藤会長は「取材を受けることで自社の新たな魅力に気づくなど、企業側にとっても得られるものが多い。今後も連携を深めていくことができれば」と話した。
昨年度の時点で20社の取材を終え、今年度中には新たに20社の情報を掲載する予定。現在は同学科の一部の学生のみが参加しているが、来年度には必修科目として正式にカリキュラムに取り入れ、事前・事後学習の一層の充実を図る。(大山智也)