東海愛知新聞バックナンバー

 8月19日【火】

活性化へ住民スクラム

岡崎市本宿学区 まちづくり推進協発足

岡崎市本宿学区まちづくり推進協議会の設立総会が17日、本宿学区市民ホームで開かれた。新東名インターチェンジの開設など、大きく変わろうとしている地域のまちづくりを考える住民組織。5つの振興部会を設置し、活動を進める。(大津一夫)

住民と来賓合わせて83人が出席。発起人を代表して冨田病院の冨田裕院長は、「本宿は歴史のあるまちです。国道1号が通り、新東名インターの開通が間近に迫り大きく変貌しようとしています。緑豊かな自然を守り、若い世代にも移り住んでもらえるまちにしていきたい」と抱負を述べた。

その上で「そのためには組織を作って力を合わせることが必要。住民1人1人が主役になって、次の魅力あるまちづくりを考えていきましょう」とあいさつした。

会則を決め、会長に冨田裕さん、委員長に冨田信雄さん、副委員長に峯村健雄さん、佐野文彦さん、事務長に小早川好弘さん、書記に村瀬史郎さん、会計に内堀博之さんら役員を選んだ。

推進協の会員はこの日現在56人。今後会員を増やしながら、

  • 商工業施設の誘致などを検討する商工振興部会
  • 付加価値の高い農林業と、住みやすい生活環境をめざす農林業振興部会
  • 学区の歴史遺産、文化財の保全と有効活用を図る歴史文化振興部会
  • シルバー世代の活動の場を拡充するシルバー振興部会
  • 盆踊りなど世代を超えた交流の場を企画するイベント振興部会

―の5つの部会で具体的に活動していく。

質疑応答があり、まちづくりの担い手となる若者たちの積極的な参加に期待する声もあった。