岡崎市新堀町で会社役員・大岡幸正さん=当時(61)=が殺害された強盗殺人事件が発覚してから、きょう13日でちょうど1年となった。岡崎署特別捜査本部はこれに先立って11日にJR岡崎、西岡崎の両駅で情報提供を求めるチラシを配った。またこの日、現場で犯人が履いていたとみられるサンダルについて明らかにし、同じ型のサンダルを同署1階で公開して情報提供を呼び掛けている。(横田沙貴)
特捜本部によると、現場となった大岡さん方の屋内外で複数見つかった足跡から靴底の文様などを照らし合わせサンダルが判明。大岡さんや家族の物とも一致しないことから、犯人が犯行時に履いていたのではないかとみている。しかし、足全体の大きさが分かる足跡はなく、サイズや色までは分かっていない。
サンダルは全国展開している作業用品専門店で昨年3月から発売されたもので、昨年8月までに1万足出荷されている。マレーシア製でM、L、LLのサイズがあり、色は紺、茶、黒の3色だという。
特捜本部はこれまで延べ1万4000人以上の捜査員を投入。事件発覚後に同署に設置されたフリーダイヤルへは、12日午後4時現在で52件の情報提供があったが、有力な手がかりがなく捜査は難航している。
情報提供は24時間対応のフリーダイヤル(0120―110―272)へ。
平成25年8月13日夜、大岡さん方の2階寝室で大岡さんが胸を刺されて死んでいるのが見つかった。大岡さん方から現金数万円がなくなっており、特捜本部は強盗殺人事件として捜査を進めている。
郵便受けの新聞や、パソコンの利用履歴、自宅近くのスーパー、パチンコ店の防犯カメラの映像などから、大岡さんは11日午後7時から12日未明までに殺された可能性が高いとみ
また11日午後10時30分ごろに大岡さん方東側の路上に黒っぽい小型の車が止まっていたことが分かっている。