東海愛知新聞バックナンバー

 7月8日【火】

産学官連携の情報発信事業

岡崎女子短大 「岡コレ」が授業の一環に

岡崎市が市青年経営者団体連絡協議会に委託している中小企業の情報発信ツール「岡崎コレクション」がこのほど、岡崎女子短期大学の授業として採択された。

市、青経連、岡崎女子短大の産学官連携による情報発信事業は、平成24年度にスタート。学生が青経連の会員企業を取材し、ポータルサイト「岡崎コレクション」に取材した情報を掲載していくもので、約450社のうちこれまでの2年間で20社が学生の取材を受けた。

学生たちが取材先企業に就職の応募をしたり、サイトを見た人からの企業への問い合わせでビジネスにつながったりする例もあったという。

同短大では現代ビジネス学科1年の必修科目「経営実務演習Ⅰ」に岡コレを組み込んだ。経営者から直接話を聞く実践的なプログラムは、今後社会進出をする学生にとって糧になると判断した。

授業では約60人の学生が20社を取材し、各企業の魅力を発信する。取材は11月、情報が掲載されるのは来年1月の予定という。サイトは「岡崎コレクション」で検索。(竹内雅紀)