東海愛知新聞バックナンバー

 6月21日【土】

先行開発しJR相見駅誘致へ

区画整理組合 まちづくりで国交大臣表彰

幸田相見特定土地区画整理組合が、魅力あるまちづくりを推進させたとして、まちづくり功労者として国土交通大臣表彰を受けた。同組合理事長の内田等さん、副理事長の鴨下利幸さんと成瀬克己さんの3人が20日、幸田町役場を訪ね、大須賀一誠町長に報告した。(横田沙貴)

「多くのみなさんの応援と努力が実った結果。現在、区画整理事業は約9割まできたが、道半ば。仕上げにかかりたい」と内田さん。今後は来年秋を目標に、換地処分などの法的手続きを完了させる予定だという。

同組合は、平成10年に設立され、町北部の約54ヘクタール(ナゴヤドーム約11個分)の土地区画整理事業に着手した。

JR相見駅を誘致するにあたり、駅を基盤にしたまちづくりを先に計画、実施した。少しずつ開発・造成工事を進め、その後に駅の誘致に成功。24年3月17年に開駅した。

大須賀町長は「相見のまちづくりや住環境が評価された。現在、町内で区画整理の進む岩堀・六栗・深溝地区のいいお手本になる」とたたえた。

■県内では2団体

表彰されたのは全国で34団体・個人、愛知県では同組合を含め2団体。表彰対象は3種で、同組合はまちづくりの基本となる公共施設などの計画や整備保全に参加した団体や個人を表彰する分野で選ばれた。表彰式は今月16日に東京都文京区で行われた。