岡崎市藤川小学校が平成26年度の都市景観大賞(景観教育・普及啓発部門)で優秀賞を受賞した。市内での同賞受賞は昨年の大樹寺小学校に続いて2度目。26日に児童らが市役所を訪れ、内田康宏市長に報告した。(竹内雅紀)
同校は江戸時代に宿場町だった地域の歴史を学び、名残ある景観の良さを伝え、残していこうと取り組んでいる。自分たちにできることを考え、地元のまちづくり協議会や大学生らと協力してまちづくり活動に参画。地域のイベントに積極的に参加したり、ボランティアガイドに挑戦したり、むらさき麦を使った体験をしたりして地域の一員として行動し、地元への愛着や誇りにつなげている。
6年生の小林聖弥君は「ガイドが上手と褒められたことはうれしかったです。むらさき麦を使ったお菓子作りは苦労しましたが諦めずに頑張りました」、戸田愛子さんは「道の駅やむらさきかんなど新しい建物ができたので、数年前に作ったジオラマを更新したいです。歴史を守る地域の皆さんや先輩たちのおかげです」と受賞の感想や喜びを語った。
内田市長は「皆さんの活動が評価された。これからも愛着や誇りを持って、素晴らしいまちにしていってほしい」と激励した。