岡崎市は、がん検診対象者向けの案内パンフレットを見やすくした。検診率向上を目指すためで、パンフレットを同封した受診券は今月下旬に発送される。(竹内雅紀)
受診券の郵送は平成21年度からスタート。毎年、5月下旬には対象者の元へと届く。今年は早ければ24日。対象は、男女40歳以上と、前年に子宮頸がん、骨粗しょう症検診を受けていない20〜39歳の女性。計17万1,770人分、11万3,000世帯に届けられる。
検診は、胃がんや肺がん、大腸がん、肝炎ウイルス(40歳または40歳以上の未受診者)、前立腺がん(65歳以上)、乳がん、子宮頸がん、骨粗しょう症。乳がん、子宮頸がん、骨粗しょう症は隔年受診。
案内パンフレットはこれまで両面刷りA3判2枚の折り畳み式だったが、今回からA4判の冊子型に。分かりにくいという市民の声を反映させ、表現方法を変えたり、フローチャート図を新たに掲載したりした。送付用封筒には21年度にがん検診受診率向上プロジェクトの協定を結んだ岡崎信用金庫の広告を初めて掲載。広告料は市の財源に充てられる。
20、40歳の女性には無料クーポン券付きの受診券が別で送付される。20歳女性は子宮頸がん、40歳女性は乳がんの検診が無料に。21〜24年にクーポン券を使用しなかった女性にも送付される。合計で6万7000通になる。
24年度の市内の受診率は、胃がん18.9%、肺がん21.4%、大腸がん45.3%、子宮頸がん13.4%、乳がん12.9%。