幸田町は21日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まる「企業立地フェア2014」にブース出展し、企業誘致活動を行う。昨年に続いて2回目となる今回は、近隣の岡崎、西尾両市と連携して、西三河南部地域の優位性を生かしたPRを行う。(竹内雅紀)
同町は昨年、単独で企業立地フェアに出展。今年はブース出展を主導し、岡崎、西尾両市が加わる形で参加する。
2市1町は昨年から、企業誘致の担当者レベルで協議を重ねてきた。企業集積やインフラ網、住環境など優れた立地環境などのメリットを生かした広域連携による企業誘致の取り組みを検討。2市1町の地図上に、企業の立地状況や道路環境などを記したパネルを作成した。
フェアでは「合同パネル」を展示するほか、それぞれの自治体のパネルやPRパンフレットも掲示する。
また、今年度は県の地域連携産業誘致事業を活用し、イベント出展経費の一部を県の負担金(20万円)でまかなう。全国から19団体が参加するが、県内からの出展は2市1町連携のみ。23日までの3日間、幸田町職員は全日、岡崎、西尾市職員は交代で企業誘致活動を行う。
幸田町の担当者は「幸田をはじめ西三河南部地域の強みをPRしたい。2市1町は通勤圏内であり、関連企業も多い。連携することで経済波及効果も期待できるのでは」と話している。
合同パネルは、7月9、10日に岡崎中央総合公園で開かれる「ものづくり岡崎フェア2014」のPRブースにも展示される予定。