岡崎市桑谷町の岡崎給食(井上和俊社長)がこのほど、岡崎の野菜や特産品を使った「岡弁料理レシピ」をもとにした地産地消弁当「むらさき麦御膳」を作った。岡崎ならではの食材を組み合わせた岡弁第1弾は、12日から販売される。(竹内雅紀)
岡弁は、昨年8月の生徒市議会で六ツ美北中生徒が提案。市が翌月、岡崎らしさが詰まった料理レシピを募集したところ84点の応募があった。同社は県立岩津高校の伊藤愛香さん、宇野綾華さん(当時1年生)が考案したホワイトソースに八丁味噌を加えたグラタン「ミソイトグラタン」を採用し、ほかのオリジナルメニューを加えて商品化した。
「むらさき麦御膳」は7品で構成。
彩り鮮やかで、全体的にあっさりとした味付けになっている。女性を主なターゲットにしているが、適量で満腹感が得られる。
パッケージデザインは、愛知産業大造形学部デザイン学科の学生が協力。むらさき麦や葵の紋、協力した市内9社名、むらさき麦にちなんだ松尾芭蕉の句などをあしらった。井上社長は「岡崎の特産品を詰め込んだ弁当。メニュー構成には苦労したが、手作り感あふれる内容。岡崎を代表する弁当にできたら」と期待を込めている。
972円。注文は平日午前10時〜午後3時に同社(48―7593)へ。配達日の3日前までに注文し、5個から。17日に藤川町の本陣跡広場で開かれる「藤川宿むらさき麦まつり」では、限定20食で販売する。