岡崎市議会3月定例会は4日、前日に続いて代表質問が行われ、村越恵子(公明)、中根武彦(黎明)の2議員が登壇した。
村越議員が、災害発生時の避難対策の強化について質問した。
寺田雄司副市長は「避難勧告発令の際には、避難所へ避難するのがよいのか自宅にとどまった方が安全なのかなど、最善となる避難の方法は人によって異なる。洪水ハザードマップの活用や防災マップづくり支援事業など市民が平常時から避難の方法を確認できるような、きめ細かな情報を提供できることが最も重要な対策の1つと考える」としたうえで、「災害発生時に、より迅速、正確に避難情報を伝えるため、本市の判断基準である『避難勧告等の判断・伝達マニュアル』の見直しを進めている」と述べた。
また、村越議員は、市営住宅のうち、低層住宅や老朽化の進んでいる中層住宅の整備計画について尋ねた。
竹内秀夫建築部長は「中之郷荘と桑谷荘は市街化調整区域に位置し、必要戸数の算定などから建て替え計画はない。現在、用途廃止の時期などを庁内で検討している。平地荘や大樹寺荘など中層住宅の整備は、経過年数による老朽化、バリアフリー対策も含め喫緊の課題と考え、必要戸数を考慮したうえで、できるだけ早い時期に市の方針である市有建築物の長寿命化も視野に入れ、建て替えに限定せず整備を行いたい」と答えた。