グレート家康公「葵」武将隊が8日、岡崎市せきれいホールで舞台公演第2弾「ROAD2〜小牧・長久手の戦い」を行う。本番を前に仕上げの稽古に熱が入る。迫力ある立ち回りやダンスなどが見どころで「ほかの武将隊にはない演技力を見てほしい」と来場を呼び掛けている。(竹内雅紀)
題材の小牧・長久手の戦いは、織田信長亡き後の天正12(1584)年、徳川家康と羽柴秀吉が激突した歴史的な合戦。西尾市在住の漫画家・すずき孔さんが脚本、岡崎市大平町のドミー(梶川志郎社長)が協賛している。
武将隊8人のほか、よさこいの名古屋学生チーム「鯱」、和太鼓「零」、劇団所属やフリーの俳優らが出演。秀吉役は、名古屋おもてなし武将隊初代豊臣秀吉の俳優が務める。
稽古は年明けから本格的に始まった。オープニングの「零」の演奏や「鯱」のパフォーマンス、「百人斬り」を行う榊原康政の殺陣、対峙(たいじ)する秀吉との和睦を持ちかけられた家康の葛藤シーンなど、立ち位置や音合わせを中心に入念なチェックを行っている。一昨年9月の「ROAD」は市民がエキストラで出演したが、今回はプロやセミプロで固めた。
葵武将隊・徳川家康役の小澤寛さん(64)は「刺激の多い大合戦劇になっている。役者としてのパフォーマンスを見てほしい」と話している。
午後2時開演の昼の部と、6時開演の夜の部の2回公演。全席指定500席で2,500円。3日朝現在で昼の部は残り34席、夜の部は残り90席。問い合わせは、武将隊実行委員会事務局 (23―6471)へ。