岡崎署管内(岡崎市、幸田町)の昨年1年間の刑法犯認知件数は、3575件(前年比687件減)で、一昨年の件数から2割近く減少。また件数が3500件台になるのは平成元年以来だった。
減少の要因として同署生活安全課は、「車上狙い、部品狙いの犯行グループが検挙されたほか、地域住民の防犯意識が高まる中で行われた防犯講話やキャンペーンで知識が身につき、より一層の対策がなされた」と分析している。
ただ、多発する自転車盗は、前年比13件減の680件とほぼ横ばい。一昨年は自宅前に止めた自転車が盗まれることが多かったが、昨年は店舗や駅など、公共の駐輪場で多く起こり、管内ではイオンモール岡崎で56件、名鉄東岡崎駅とJR岡崎駅でそれぞれ54件だった。同課は「どの駐輪場も防犯カメラが設置されているが、それでも自転車は盗まれている」と十分に注意するよう呼び掛けている。