県立岡崎工業高校電気科3年の三浦晋作君(岡崎市南中学校出身)が、公益社団法人全国工業高等学校長会主催の「第30回全国製図コンクール」で最優秀特別賞を受賞した。全国の工業高校22校の888人が出品。出品者から10人が優秀賞に、優秀賞から4人が最優秀特別賞に選ばれた。
同コンクールは、提示された間取り図面をもとに電気配線図を考え、鉛筆で記載する。主催者が定める内線規定を守りながら、図面の鮮明さや実際の利便性、省電力化がなされているかなどが審査のポイントになった。
三浦君は課題研究の一環で同コンクールに参加。昨年4月からどのような配線にするのか考えを膨らませ、9月から製図に取り掛かった。
苦労したのは、利便性を重視した配線や省エネに配慮した家具選び。「今回は吹き抜け付きの4LDKマンションが課題になったので、テレビや冷蔵庫を置く部屋をどこにするか想像しながら配線を考えるのが大変でした」と振り返った。
結果について三浦君は「受賞を聞いたときには信じられない気持ちでしたが、立派な盾を見てようやく実感が湧きました」と喜んで(横田沙貴)