交通安全に顕著な功績のあった人や、長年安全運転に努める人などに警察庁から贈られる交通栄誉章の表彰がこのほど行われ、岡崎市では南部薬品顧問の南部絢子さん(79)が最高章に当たる緑十字金章、クラタ産業社長の倉田長秀さん(69)とフタバ産業の小木曽伸一さん(52)が同銀章を受章した。21日には南部さんと倉田さんが岡崎署を訪れ、山岡輝久署長に受章を報告した。(大山智也)
南部さんは、免許取得後44年間無事故・無違反を達成するなど、長年にわたる交通規則の順守と安全運転を心掛ける姿勢が評価された。市内での金章受章者は、南部さんで4人目となる。
倉田さんは、平成15年から現在まで、岡崎地区安全運転管理連絡協議会副会長として管内事業所の交通安全教育の徹底や指導に尽力。社内でも、路上で交通安全を呼び掛ける啓発活動を推進するなどして貢献した。
小木曽さんも、長年にわたって無事故・無違反を続けながら、社内での交通安全運動にも積極的に参加してきた。
今回の受章について、南部さんは「このような栄誉ある章をいただけるのは、大変光栄なこと。これからも安全運転を心掛けます」、倉田さんは「これまでの活動が評価され非常にうれしい。周りの皆様の協力に感謝しています」と喜びを語った。
山岡署長は「管内から受章者が出るのは皆様の交通意識が高いことの表れであり、本当に素晴らしいこと。交通事故防止に向け、これからも協力をお願いします」と受章をたたえた。