東海愛知新聞バックナンバー

 1月21日【火】

雅楽を体験

県立岡崎盲学校の児童・生徒ら

県立岡崎盲学校で20日、雅楽体験の授業が始まった。音楽の授業の一環で、児童や生徒らに楽器の生の音を聴いてもらいたいと文化庁の「次代を担う子供たちの芸術体験事業」に申請。「西三河雅楽研究会」の会員6人を招いた。

この日は幼稚部と小学部が体験。狩衣姿の会員が「越天楽」を演奏しながら入場。同研究会世話役の伊勢淳さん(76)が、雅楽に使う楽器の鞨鼓(かっこ)、楽大鼓、鉦鼓(しょうこ)、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)を演奏しながら説明。その後楽器に触れ、音を出した。龍笛や篳篥といった管楽器の音がうまく出せない子どもも多く、音色が響くと、周りで拍手が起きた。

舞楽「蘭陵王」は、演奏に合わせて舞を披露。最後に、平安時代の流行曲「越天楽今様」を、演奏に合わせて子どもたちが歌った。

体験授業はあす22日まで行われる。