東海愛知新聞バックナンバー

 1月17日【金】

市民と創る、新世紀岡崎

市制100周年 事業の基本構想策定

岡崎市は14日、2年後の平成28年に迎える市制施行100周年を記念して行う事業の基本構想を策定した。同年7月1日の市制記念日に記念式典を行い、28年4月1日から翌29年3月31日までを記念事業期間と位置付ける。

基本構想によると、記念式典では式典以外に顕彰やアトラクションを実施して盛り上げるとし、記念事業は後世まで伝えられるようなイベントや既存事業を充実させて冠付け、民間や地域との連携などが明記されている。基本理念を「市民と創る、新世紀岡崎」と定め、市民参加型や岡崎を市内外に発信するシティプロモーション活動の推進、郷土の英雄・徳川家康公にちなんだ事業を行う。

市役所内部に事業推進本部と検討部会を設置し、各種民間団体との調整役を担う岡崎活性化本部などと連携して事業を進める。来年の徳川家康公顕彰400年記念事業を含む28年3月末までをプレ事業期間としている。広報、PRにはロゴマークやマスコットキャラクター、記念冊子などを検討し、ホームページやポスターなどで周知する方針。

昨年11月から1カ月間実施したパブリックコメントでは28件の意見が寄せられ、表記の修正や11事業の提案があった。事業提案については、今後の実施計画策定の際に参考にするという。

基本構想は市のホームページや市役所西庁舎1階の市政情報コーナー、東庁舎5階の企画課で閲覧できる。(竹内雅紀)