東海愛知新聞バックナンバー

 1月16日【木】

科学の面白さ「空はなぜ青いか」

31日 分子研市民公開講座100回目

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構分子科学研究所は31日午後4時30分から、同町の岡崎コンファレンスセンターで分子科学フォーラム・第100回記念講演会「空はなぜ青いか〜身のまわりにはおもしろいことが多い」を開く。

平成8年に始まった市民公開講座の同フォーラムは今回で100回目。愛知県出身で東京理科大学の藤嶋昭学長(71)が講師を務め、中高生にも分かりやすく説明する。

藤嶋学長は東京大学大学院生時代に、水溶液中の酸化チタンに光を当てると水が分解する「光触媒反応」を発見。現在では太陽電池や自己洗浄壁などに応用されており、ノーベル化学賞の候補に挙がったこともある。講演では身の周りの自然現象を例にして、科学の面白さを伝える。

定員300人。参加自由で申込不要。問い合わせは、岡崎統合事務センター総務課(55―7125)へ。(竹内雅紀)

■分子科学フォーラム  幅広い分野で活躍する研究者や技術者が多彩なテーマで分かりやすく紹介する講座。平成8〜20年は年に6回、21年から年4回の割合で開いており、過去には白川英樹氏、益川敏英氏、鈴木章氏ら歴代のノーベル賞受賞者も登場してい