生徒たちは昨年7月から11月にかけて、3〜10日間、市内の14社へ。製図ソフトでの機械設計や、旋盤などの機械を使った金属加工、伊賀川の床上浸水対策の護岸工事などを体験した。「ロボット競技大会上位入賞」「技能検定合格」などの課題解決に向け、特定の分野の企業に協力を仰いだグループもあった。
体験した内容はそれぞれのグループがスライドや映像などを交えて説明。学校と社会での違いや苦労した点などを話し、「現場では安全第一が大切」「学校では学べない、実践的な技術と知識が身に付いた」などと感想を発表した。中には「体験中に体調を崩してしまい迷惑を掛けてしまった。社会人は体調管理も重要だと実感した」と反省する生徒もいた。会場では商議所や学校関係者も見守った。
発表後は生徒たちを受け入れた企業の担当者らが「皆さんにとって貴重な時間になったと思う。社会人になるためのステップとして、今回の経験を役立ててほしい」などと講評。同校出身者もおり、“後輩”へエールを送る人もいた。