岡崎市は20日、平成26年度の組織改正の概要を発表した。上下水道事業の事務効率化や市民サービスの向上を図るため水道局と下水道部を統合して「上下水道局」とする。改正後は20部82課3室256班。(竹内雅紀)
上下水道局は、下水道事業が平成24年度から企業会計に移行したことで、水道事業と共通する事業の一本化を目指して統合され、部、課、班がそれぞれ1減となる。ただし、企業会計は水道、下水道両事業で別々のまま。
3年後の市制100周年に向けては、企画財政部企画課にあったシティプロモーション推進班を発展させて「100周年記念事業推進課」を新設。また、公共施設の長寿命化など資産の効率的な運営推進のため同部内に「行政経営課」を新設。行革関連事務も同課に集約する。同種の課は6年ぶりの設置となる。
市長公約のツインブリッジ構想を含む乙川リバーフロント計画を着実に進めるために、経済振興部観光課の観光総務班を「観光プロジェクト班」、都市整備部拠点整備課の企画班を「乙川リバーフロント班」にして業務を拡張する。
環境部では、額田地区の自然活用と活性化に取り組んできた自然共生課は各種整備事業が完了したため廃止。環境保全課に移管され「自然共生班」となる。
事業推進の調整機能を担っていた土木建設部事業調査課の事業促進班は分割され、同部事業推進課の事業推進班と都市整備部都市計画課の事業調整班に再編される。
建築部では、建築指導課の狭あい道路整備室を廃止して「狭あい道路整備班」を設置、建築課の施設保全室が廃止され「施設保全課」を新設する。
市民病院では医療スタッフの採用、確保を目指して総務課内に「人事管理班」を新設。医事課の情報管理室を病院長直轄の「医療情報室」に移管、総合研修センターも新設する。
教育委員会事務局は総務課内の学校給食センターを施設名と区別するため「給食管理室」に名称変更する。
なお、副市長が兼務している危機管理監は市長公室が兼務する。