東海愛知新聞バックナンバー

 11月15日【金】

気持ちよく風を切り

岡崎市恵田小 落ち葉スキーが開場

岡崎市恵田小学校の裏山で14日、落ち葉スキーのシーズン開幕を祝う開場式が行われた。

全校児童94人のほか、県立岡崎聾学校の4、6年生計10人がゲストで参加。テープカットの後、3〜6年の代表者が模範スキーを披露した。

児童4人が2回ずつ挑戦。松葉が敷き詰められた3つのコースのうち、斜度約12度、全長35メートルの“ウサギ”コースと、全長45メートルの“リス”コースを滑走した。無事に滑り終えると、観客から「おお、すごい」と感嘆の声が上がった。

3年生の鈴木温真君は「皆が見ていたから緊張したけれど、うまく滑れたので気持ちよかった」と話した。

今後は、来年2月のシーズン終了まで体育の時間を利用して練習を重ね、コースやタイムによって設定されている7級〜5段の検定試験に挑戦する。

同校の伝統行事である落ち葉スキーは、昭和32(1957)年にスタート。児童たちの冬場の体力作りを目的に毎年実施し、岡崎聾学校との交流の場としても活用している。(大山智也)