岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎で9日、人気ご当地キャラ「オカザえもん」と市内の小中学生5人が1日消防署長となり、火災予防の啓発キャンペーンに臨んだ。
9日から15日まで全国で行われる「秋の火災予防運動」に合わせて、岡崎市消防本部が企画。防火の徹底を市民に広く訴えようと、岡崎の顔として活躍するオカザえもんと、少年消防クラブ防火作品展で市長賞に選ばれたクラブ員を1日署長に任命した。
6人は太田茂消防長から委嘱状と「一日署長」と書かれたたすきを受け取った後、店内を巡察。「秋の火災予防運動を実施中です。よろしくお願いします」と買い物客に呼び掛けながら、啓発品を配って回った。
巡察の後は、正面駐車場で起震車に試乗。南海トラフ大地震を想定した震度5〜7の強い揺れを体験し、合わせて防災意識の向上も訴えた。
買い物客は「オカザえもんだ!」と写真を撮ったり、足を止めて遠巻きに眺めたり。反応はさまざまだったが、根強いオカザえもん人気がキャンペーンを盛り上げた。(大山智也)
オカザえもんは8日、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)のホールで開かれた「岡崎ジャズメッセンジャーズwithオカザえもんスペシャルライブ」で兄との共演を果たした。集まった観客は夢の兄弟共演に大きな歓声を上げていた。
ライブには多くのジャズファンとオカザえもんファンが駆け付けた。オリジナル曲やジャズのスタンダード曲が次々と演奏され、オカザえもんは曲に合わせて小刻みに踊った。
最後の演奏曲「オカザえもんのブルース」で、岡崎衛門之丞と名乗り、本家の弟(岡崎衛門之介)に代わってイベント出演したこともある“オカザえもん兄”が登場。2人はステージ上で手を取り合ったり、じゃれ合ったりして仲の良さをアピールした。(竹内雅紀)