岡崎市内外の石材業者が出展する石の祭典「第22回岡崎ストーンフェア」が19、20の両日、市中心部を流れる乙川河川敷で開かれる。岡崎石製品協同組合連合会(磯貝和汪会長)主催。実行委員会は「さまざまな石を見て岡崎の魅力を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。(竹内雅紀)
会場には市内外約100社がブースを出展し、墓石や灯籠、インテリア小物製品など石製品約2000点を展示。今年の見どころは動く石や低重心墓石。ゆらゆら動くトンボや回転する和傘、起き上がり小法師、重さ約2トンのやじろべえなど個性的で人目を引く作品が約15点並ぶ。
重心を低くし、耐震性に優れた墓石が5点。伝統工芸士会が灯籠とその部品の活用法を披露するコーナーや、石材青年クラブによるオカザえもんの石製ベンチもある。また、石割りや磨き、字彫りなど石工職人の技術を見学するツアーもあり、途中で約30メートル放水する石製の小便小僧も見られる。
宇野仁実行委員長(53)は「最近は石材業者だけではなく、一般のお客さんの割合が増えてきた。加工する場面を生で見てもらい、岡崎の伝統産業である石製品について多くの人に知ってもらいたい」と話している。
入場無料、雨天決行。午前9時〜午後5時。18日には石材グランプリ岡崎2013が行われ、受賞作品が発表される。東海愛知新聞社は昨年に続いてブースを出展する。問い合わせは、実行委員会事務局(22―0455)へ。