東海愛知新聞バックナンバー

 9月26日【木】

リレー・フォー・ライフ・ジャパン岡崎

暮らしの杜で28日昼から24時間ウオーク
がん患者支援チャリティー

がん患者やその家族、支援者らが交代で24時間歩き続けるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン岡崎」が28日午前11時30分から、岡崎市羽根町の暮らしの杜(服部工業跡地)で行われる。岡崎での開催は今年で4回目。実行委員会は「がんに対するイメージを変えられるイベント。多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。(竹内雅紀)

事前申し込みがあったのは42チーム約1200人。うちサバイバーと呼ばれるがん患者や闘病者、がんを克服した人は約50人。実行委員会では当日参加も受け付けている。

会場に用意された200メートルトラックを24時間かけてリレー形式で歩く。開会式後の最初の1周はサバイバーだけが歩く「サバイバーズ・ラップ」。ほかの参加者はサバイバーの勇気をたたえて拍手をしながら見守る。午後6時からはキャンドル「ルミナリエ」をともして、がんで亡くなった人などをしのぶ。敷地内の特設ステージには、岡崎ジャズメッセンジャーズwithオカザえもんグレート家康公「葵」武将隊などが出演する。

■収益金は日米の対がん協会に寄付

実行委員会メンバー22人中、サバイバーは7人。今年は十代3人が加わり、平均年齢も若返った。うち1人は昨年のサバイバーズ・ラップの号令を行った小児がん患者だ。初の女性実行委員長で、自らも乳がんと闘う山口史依さん(48)は「サバイバーが楽しく歩いている姿を1度見てほしい。がんに対する見方や考え方を変える“一歩”になれば」と話す。

参加費は1人1,000円。ただし、サバイバーと18歳未満は無料。ルミナリエは1個500円。収益金は日米の対がん協会に寄付される。問い合わせは、実行委員会(070―5251―3681)へ。