岡崎市スクールバンド協議会(鈴木聰一会長)主催の第50回記念吹奏楽祭が23日、岡崎市民会館で開かれる。小学校14校、中学校18校、高校10校の児童・生徒約2000人が出演。吹奏楽曲の作曲家ヤン・ヴァンデルローストさん、岡崎出身で東京芸術大学大学院の山中惇史さん(22)がゲスト出演し、自作曲を指揮して記念演奏会を盛り上げる。(大津一夫)
ヴァンデルローストさんは母国ベルギーのレメンス音楽院で教えているほか、名古屋芸術大学の客員教授も務める。岡崎市城北中学校の卒業生で名古屋芸術大学教授の竹内雅一さんの仲介で来演。自作曲「リクディム〜4つのイスラエル舞曲」を指揮する。
山中さんは城北中、県立岡崎北高校を卒業。北高では吹奏楽部でパーカッションを担当した。今回の記念演奏会のために祝典曲を依頼され、「Festive Overture Dragon」を作曲。「Dragon」は岡崎城をイメージしている。「ふるさとのために、これからも頑張りたい」と話している。
入場無料。午前の部は午前9時20分〜午後0時40分、午後の部は午後1時10分〜5時10分。
当日午後の部の最初とフィナーレでヴァンデルローストさん、山中さんの曲を演奏するため、学校の枠を超えた特別編成のバンドを組織。岡崎市総合学習センターで練習を重ねている。
また、美合小・美川中▽本宿小・東海中▽竜美丘小・竜海中▽岡崎城西高・愛産大三河高▽南中・翔南中▽新香山中・岩津中▽矢作北中・六ツ美北中―がそれぞれ合同演奏。岡崎ジュニアバンド、岡崎吹奏楽団が賛助出演する。
岡崎さくらライオンズクラブ(可児千恵子会長)は結成10周年を記念し、同吹奏楽祭に助成金を贈る。