NPO法人岡崎ジャズストリート(同前慎治理事長)主催の「第4回ボーカルコンテスト」が8日、岡崎市日名南町のライブハウス「サテンドール」で開かれ、グランプリに東京都在住の南雲剛樹さんが決まった。男性がグランプリに選ばれたのは初めて。同前理事長、小林和好実行委員長から賞状とトロフィーが贈られた。(大津一夫)
全国から38人が応募。音源審査を通った男性2人と女性6人が各2曲を歌い、発声や英語の発音、個性、将来性などを審査した。
南雲さんはジャズ専門学校でトロンボーンを学び、卒業後ボーカルに転向。スタンダード曲を中心に歌っている。「グランプリに選ばれ本当にうれしい。世界で活躍できるよう頑張りたい」と抱負を話した。
審査委員長のジャズボーカリスト三槻直子さんは「今年はレベルが高く、選ぶのに苦労しました。南雲さんは個性的で英語力がある。男性のジャズボーカリストは貴重な存在。今後の活躍に期待します」と講評した。
南雲さんは10月13日午後7時から大樹寺で開かれるプレイベントと、岡崎ジャズストリート最終日の11月3日、岡崎城二の丸能楽堂のステージに出演する。
準グランプリには磯侑季乃さん(茨城県つくば市)とMiraさん(埼玉県川越市)、特別賞にはGoh・Iris・Watanabeさん(横浜市)が選ばれた。