岡崎市岡町の乙川河川敷で31日、市主催の「乙川でアユをつかもう」が開かれた。
自然と触れ合うことで川に関心を持ってもらおうと、市漁業協同組合が協力して毎年アユつかみを開催。夏休み最後の思い出作りに、児童とその家族計120人が参加した。
組合員らが乙川から水を引いて作った即席のため池に、アユ1000匹を放流。イベントが始まると、児童たちはたも網を手に一斉に池の中へと飛び込んだ。
逃げ回るアユを先回りするようにたも網を伸ばしたり、底の石ごとすくい上げたり、方法はさまざま。中には素手で捕まえようと中腰になり、真剣な表情で水面をじっと見つめる児童の姿も。途中からは見学していた保護者も加わり、家族全員で挑戦。童心に帰って、子どもたち以上に真剣な表情の大人の姿も見られた。
休憩中にはアユの塩焼きが振る舞われ、参加者は新鮮なアユに舌鼓を打った。(大山智也)