岡崎公園内にある観光売店で岡崎アート広報大臣「オカザえもん」のグッズの売れ行きが好調だ。月間売り上げは300万円を超え、旬なキャラクターの勢いを表している。30日に開会した市議会9月定例会で、内田康宏市長が提案説明の中で言及した。(竹内雅紀)
観光売店でグッズが発売になったのは6月22日。市観光課によると、6月は140万円、7月は310万円、8月は24日までに461万円を売り上げており、間もなく累計で1,000万円を超える見込み。当初はTシャツやトートバッグ、ピンバッジなど6種類だったが、現在では27、8種類に増えている。タオル、マグカップなどの売れ筋商品は入荷待ちの状態だ。
内田市長は「今一番ホットで話題性があるオカザえもんの力を借りて、岡崎公園の観光客増加や経済振興の面にも結びつけたいと考えている」と述べた。
同公園の来場者はグレート家康公「葵」武将隊が誕生した平成23年度が41万6,300人、24年度は48万4,600人となっている。
また、内田市長は提案説明の中で観光用に配布している「ミニ観光ガイドマップ」の拡充についても触れた。
ポケットサイズのガイドマップは3月末に4種類作成。徳川家康ゆかりの寺社を回るコースや岡崎城を中心とした岡崎公園コースなどテーマに沿った観光スポット、ルート、所要時間のほか、グルメ、土産情報なども掲載している。岡崎城や観光案内所、道の駅「藤川宿」など15カ所で配布している。
今後は、観光客だけではなく、市民にも岡崎の魅力を再発見してもらうために9月上旬には各支所などにも配布する。また、既存の4種類のデザインを変更し、さらに8種類を追加。年度内には計12種類のガイドマップを30カ所で配布する予定。