東海愛知新聞バックナンバー

 8月29日【木】

岡崎 若い力輝く

27、28の両日、国内外の大会で好成績を収めた岡崎市出身・在住のスポーツ選手が次々に市役所を訪れ、内田康宏市長に結果を報告した。(竹内雅紀、横田沙貴)

■芝下さん・宮嶋さんペア カヌー・カヤックV

岡崎学園高校2年の芝下寧々さん(16)=細川町=と光ヶ丘女子高校2年の宮嶋愛さん(16)=宮石町=は、19〜22日に山梨県で開かれた中高生対象の全日本カヌースプリントジュニア選手権大会カヤック女子ペア(2人乗り)500メートルで金メダルを獲得した。

カヌー競技が盛んな新香山中学校で競技を始め、3年時にはペアで全国制覇。高校が別々になった今でも同市桑原町を流れる巴川のカヌー場で練習を積んでいる。

昨年5位からの躍進に宮嶋さんは「今年は優勝を狙っていた。筋トレも重点的にやりました」、芝下さんは「中学以来の全国優勝はうれしい。動きを合わせるために後ろの私は前の宮嶋さんを信じてこいでいます」と振り返り、10月の国体での優勝を誓った。

内田市長は「岡崎は川を中心としたまちづくりを進めています。そのPRにもつながるから今後も頑張ってほしい」と励ました。

2人は同大会200メートルでも銀メダルを獲得している。

■山本聖途選手 ユニバ棒高跳び銀メダル

陸上・棒高跳びの中京大学4年、山本聖途選手(21)=東蔵前町在住=はロシアで行われたユニバーシアードで5メートル60を跳び銀メダル、世界陸上では、自己ベストタイで日本学生記録の5メートル75を記録し6位に入賞した。

山本選手は、ロンドン五輪が記録なしで終わった反省を生かすことができたと言い、今後の目標は「日本記録(5メートル83)を超える5メートル85。2、3年後にメダルを取れるよう見据え、五輪の借りは五輪で返したい」と、2016年のリオデジャネイロ五輪に意欲を燃やしている。

内田市長は、山本選手の銀メダルの中心が動く仕掛けを見て感動したり、大笑いしたりだった。

■剣道 東レ居敬堂 中学生団体で準V

全国道場少年剣道大会(東京)で準優勝したのは、東レ岡崎工場内にある「東レ居敬堂」に通う中学3年生5人。中学生団体の部に出場した。メンバーは片神明信(岡崎市矢作北)、鈴木雄弥(西尾市平坂)、清水公陽(同)、三浦宏保(幸田町南部)、都築知世(安城市桜井)の皆さん。

決勝トーナメントでは接戦が続き、決勝で東京の東松舘道場に惜敗した。片神君は「周りの人たちに『おめでとう』と言ってもらって、ようやくうれしさを実感しました。高校生になってもまた同じメンバーで大会に出たい」と話した。