東海愛知新聞バックナンバー

 8月25日【日】

家康出生の秘密解く

岡崎公園などでクイズラリー

徳川家康の出生に関する史跡などを回るクイズラリー「家康公出生のひみつを知ろう!」が24日、岡崎公園岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)を会場に開催され、多くの家族連れや子どもたちが参加した。(横田沙貴)

公園内にある「産湯の井戸」、家康のへその緒や胎盤を納めた「えな塚」など、家康出生に関連した観光資源を活用し、「徳川家康公生誕の地」として市内外にアピールしようと岡崎市が初めて企画した。

参加者は両会場の計5カ所で3択クイズに挑戦。「産湯の井戸でくみ上げた水は何に使われたのでしょう」「家康公が生まれたとき、岡崎城の上に現れたと言われているのは何でしょう」などの問題を、ヒントを参考にしながら回答し、スタンプを押した。

子どもたちは公園内を走りまわりながら出題場所を探した。大人はクイズを解きながら、歴史的価値の高い史跡をじっくりとながめていた。特に産湯の井戸は周囲を石や竹の囲いで覆われていて近づけないため、周りにある岩の上からのぞきこむ人が多かった。

同市連尺小学校5年の岩瀬駿君は「問題は難しくなかったけど面白かった。家康のへその緒の塚があるなんて知らなかった。(同様のイベントがあったら)またやってみたい」。一緒にクイズラリーを楽しんだ父博昭さん(43)は「知らないこともあり、とても勉強になった。子どもと一緒に学べるようなイベントはもっと開催してほしい」と話していた。