「昨年は3つで今年は八つ子。大したもんだ」―。歩道で育つスイカを前に、岡崎中央魚市場(岡崎市上六名4)の鈴木康夫社長(69)はこう話す。
鈴木さんは昨年7月、国道248号沿いの市場北側の植え込みでまるまるとした3つのスイカがなっているのを見つけた。誰が植えたわけでもなく、ひとりでにすくすくと育つスイカは、そのたくましい姿からいつしか「根性スイカ」と呼ばれるようになった。
今年は直径8〜25センチと大小さまざまな8つの根性スイカ“二世”が誕生=写真。通りがかった人は「道端でこんなに立派なスイカができるとは。見ているだけで元気をもらえる」と話し、足を止めて見入っていた。