ご当地グルメ“岡崎まぜめん”のPR活動の一環として、学生を対象にした「岡崎まぜめんプロモーション留学」が20日、岡崎市六供町の甲山閣で始まった。NPO法人G-net、同コラボキャンパス三河主催。(大山智也)
プロモーション留学は、流行に敏感な若者に岡崎の魅力を知ってもらいながら、実際にPR企画を提案・実施する実践型の地域留学制度。今回は名古屋市立大学、愛知大学、名古屋学芸大学、名古屋外国語大学の学生8人が、2泊3日の合宿を通して岡崎まぜめん会の会員らからさまざまなノウハウを学び、情報収集をして、PR企画を考える。
初日の午前中は簡単なオリエンテーションの後、岡崎の無料情報誌「リバ」編集長浅井寮子さんから、インタビューの仕方や編集・企画方法について説明を受けた。
昼食は実際にまぜめんを味わい、午後から三河ラーメン日本晴れの鷲見寿幸代表を招いてインタビューを行った。学生たちは午前中に学んだことを生かしながら、岡崎まぜめんプロジェクトの成り立ちやこれまでの取り組み、市民への浸透具合などを積極的に質問した。
この後はカフェ&レストラン トイボックス、大正庵釜春本店など岡崎まぜめんに参加している4店舗を巡り、現場の意見や要望を聞き取り調査。店主らの生の声を聞くことで、より効果的な企画作りに役立てた。
名古屋学芸大学3年の井上奈那美さんは「実際に話を聞くことで、イメージと違う部分などさまざまなな発見があった。この経験を生かして魅力あるPR企画を作りたい」と話した。
9月中には今回と同じメンバーで2回目の合宿を開催予定。また12月から来年1月にかけて、PR企画の実施を計画している。